こんにちは
今日は「悩み」ということについて考えてみました。
昨日まで「新卒として働く上で」ということについて考えてみましたが、働いていくうちに悩むこともあると思います。
そもそも僕は悩む時間というのは本当に無駄だと考えています。
ですが、あいにくと僕はとても悩みこみやすい人間なのです。
矛盾していますよね。
そこで僕は悩みをふたつに分類してみることにしました。
「解決しなければいけない悩み」と「解決しなくてもいいどうでもいい悩み」です。
今回は僕なりの「解決しなければいけない悩みの解決方法」について話してみたいと思います。
順番に話してみたいと思います。
自分の悩みを見つめ直す
あなたが持っているなにかの悩みを解決しようと行動するのは良いのですが、果たしてなにに悩んでいるのかはっきりと理解できていますか?
まずはあなたが持っている悩みを見つめ直しましょう。
「このままこの仕事を続けることが正解なのかわからない」
といった悩みがあったとします。
そのときになぜその悩みが生まれてしまったのかを考えましょうってことですね。
月々の給料なのか、休みがとれないからなのか、同僚との関係なのか
そんな感じで悩みを分解し、自分なりに「なにがきっかけで悩んでしまっているのか」を理解していくのです。
そうしていくと「自分が本当はなにに満足していないのか」が見えてきます。
ひとつ悩みが出て、長くそのことについて考えると、「ここも嫌だ」「あれも嫌だ」とどんどん付け足していってしまいます。
本来たいしたことない悩みでも、いつの間にか倍々ゲームのように大きな悩みになってしまうのです。
そうならないためにも、まずは悩みを分解し、キッカケになった「悩みの本質」を自分なりに見つめ直すのです。
そうすると本当に解決すべき問題を自分で知ることができるのです。
余計な情報を取り払って、核となる部分を見てください。
知らない、わからないを減らす
悩みを見つめ直し、問題の本質を理解できたら、次はその問題について調べてください。
先ほどの「このままこの仕事を続けることが正解なのかわからない」が悩みで、「休みが取れない」ということが問題の本質だったとします。
その問題の本質をさらに掘り下げて考えるということです。
- 労働タスクの配分
- 自分のスキル不足による効率の悪さ
- 会社やチームの仕組みによる効率の悪さ
そうしていくと、このように「なぜその問題が生まれてしまったのか」というポイントを知ることができます。
簡単に言ってしまえば、ポイントへの対策をひとつづつ取っていけばいいだけなのです。
経験の浅さから悩みの解決方法を知らない、経験の深さのせいで解決できることを知らない
ですが、まだ経験が浅いあなたが何かの悩みを持っていたとしても、その問題を解決する方法を知らないことが多いでしょう。
大多数の人は、うまくいかなかったことや、失敗したことを通して反省し、問題の解決策や本質を経験として学んでいくのです。
しかし、そのように経験を積んだ人は反省し、学ぶと同時に「これはこんなもんなんだ」と自分に対して目隠しをしてしまうのです。
問題の解決策は絶対にあるはずなのに、「こんなものだから仕方ない」とわかろうとしない。
そもそも「解決できる」ということすら知らないのです。
積み上げた経験は自信へと変わっていくでしょう。
ですが、それは時として視野を狭める結果につながってしまうのです。
「知らない、わからない」を減らしていくと、あなた持っている悩みは思っているよりもシンプルなものだったのかもしれません。
あとは出てきた選択肢で動きたい方向に行くだけです。

しかし、サラリーマンとして働いて、しかも新卒だったりして「まだ指示をもらって動く」ポジションにあなたがいるとしたら、なおさら自分が解決に動いたからといってなにかを進展させることは難しいでしょう。
ですが、あなたの進退を決めるのは他の誰かではありません。
冷たい言い方かもしれませんが、あなたが今の悩みを抱えたまま生きていくのもかまわないというのならば、そのままでもいいでしょう。
ですが、いまを改善したいと少しでも思うのであれば、あなたが動くしかないのです。
悩みを解決したいと考えたときに初めて、「辞める」「辞めない」という選択が見えてきます。
(正直言って新卒から見ても明らかにおかしなことをやっている会社は辞めていいと思っていますが…)
辞めて自分のやりたいこと、悩みを解決してくれるところに行くか、辞めないでその体質に立ち向かうか
それは新卒でなくても立ち向かわなければならない問題です。
中途半端なポジティブから距離を取る
問題の本質を見ることができ、掘り下げて考えた結果、自分なりの選択肢を出せた。
向かうべき方向も見えたが、自分ひとりの考えでは自信が持てないこともあるでしょう。
大抵の人はここで「誰かに話す」ということをすると思います。
ここが一番注意しなければならないところです。
選択肢を出すところまでは自分だけの考えで、自分だけの基準で行動することができます。
ですが、急に「第三者の視点」が入ってきます。
そこでは絶対に「中途半端なポジティブ」から距離を取ってください。
「中途半端なポジティブ」はどういう人か。
僕が思うのは「ぱっと見は前向きで優しさのある人」「ネガティブな人に対して前向きであることを勧める人」「大抵の人に“良い人”と見られている」ということが特徴として挙げられます。
もちろんこの特徴を持つ人全てが「中途半端なポジティブ」というわけではありません。
ですが「中途半端なポジティブ」に当てはまる人はこの特徴を持っています。
先ほどの「このままこの仕事を続けることが正解なのかわからない」という問題があり、「休みが取れない」という本質が出ました。
そこから「辞める」という選択肢が出たとします。
そのことを人に相談した時に、僕の思う「中途半端なポジティブ」人間は
「ここで辞めたら今までの努力がもったいない。一緒に頑張ろう」
と言ってきます。
もしくは「お前が選んだ結果を尊重するよ」とかですかね。
これって本当にポジティブでしょうか?
正直言って僕には思考を停止しているようにしか思えないのです。
本当にポジティブであるならば「このままこの仕事を続けることが正解なのかわからない」という問題で、「休みが取れない」という本質がでた場合、「話してくれてありがとう。一緒にみんなが休めるようにしていこう」と改善に向けて動き出すべきだと僕は考えます。
「ここで辞めたら今までの努力がもったいない。一緒に頑張ろう」という発言は一見して前向きであり、ポジティブです。
ですが、こちらが投げかけた問題に対して解決しようとしていません。
ましてや「お前が選んだ結果を尊重するよ」という発言は問題を見ようとすらしていません。
先にあげた「これはこんなもんなんだ」と、自分に目隠しをして解決できることから目をそらしているだけにしか見えません。
前者に対してはこの後に「その問題を解決するために一緒に改善していこう。それからまた考えてくれ」と言うかもしれません。
そうしたらその人は本当のポジティブだと思うので相談しても大丈夫です。
本当のポジティブな思考の持ち主であれば「問題」が発生したときに「真摯に向き合う」、「改善へと向かう」、「成長するチャンスが来た」と考えるでしょう。
ですが中途半端なポジティブ思考の持ち主だと「問題」が発生したときに「ポジティブでいよう」ということしか考えていないため、「問題に向き合う」ことに思考が停止してしまうのです。
そんな人間に相談することは時間の無駄です。
結局パッと見て「良いこと」風のことを言われた結果なにひとつ解決しませんし、悩みを無駄に広げられてしまう可能性すらあります。
「解決しなければいけない悩み」が生まれたときに時間を無駄にしている暇はありません。
悩みの解決は考えることを繰り返して解決する
どうしても自分が選びたい道に自信が持てない場合は、さらに「知らない、わからないを減らす」というところからやり直してください。
休みが取れないのはなぜなのか、業務効率が悪いのはなぜなのか
悩みに対する解決策は初めから全員が持っているわけではありません。
成長する過程で理解することができるのです。
成長するためにも目標を立てて行動していくべきです。
「知らない、わからない」から怖くて、自信を持てないのです。
まずは「知らない、わからないを減らす」ことをして、不安な要素をひとつずつ取り除くのです。

解決に向かって思考を停止するべきではありません、
あなたの悩みは「解決しなければならない悩み」なのですから。
目標の立て方は「新卒で働く中で目標を考えてみる」を参照してください。
まとめ
どうでしょうか
- 悩みを見つめ直す
- 知らない、わからないを減らす
- 中途半端なポジティブから距離を取る
「解決しなければならない悩み」を解決する僕なりの方法はこの3つです。
「そんなに簡単に悩みから解決されないよ」という人の意見ももちろんわかります。
ですがこの方法で少しでも早く悩みから解放されたら、いまよりも楽しい時間が待っているのではないでしょうか
試してみる価値はあると、僕は思います。