社会人としてレベルアップするために必要な能力

考えたこと

こんにちわ
今日は久々にいろいろと考えたことをお話ししていきたいと思います。
今回は「社会人としてレベルアップするために必要な能力」ってなんだろうってことです。

僕は飲食業として働いていくうちに、独立して繁盛店を作るためには自らのスキルの幅が必要だと考え、和食→フレンチ→スパニッシュ→イタリアンといろいろな業態、店舗を渡り歩きました。

いまは味覚障害になり、飲食業の道を外れいろいろと勉強しています。
その中でスキルの幅は必要だが、スキルはひとつの要素でしかないと考えるようになりました。
結論を言ってしまうと、社会人としてレベルアップするために必要な能力とは「自ら行動して変化を起こすことができる」だと考えています。


社会人基礎力を知ろう

経済産業省が2018年に作ったガイドラインです。
「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」の報告書に出てくるもので、簡単に言えば「人生を通じて活躍できる人材になるための力をつける」ということへのガイドラインです。

  • 前に踏み出す力
  • 考え抜く力
  • チームで働く力

社会人基礎力とし、この力を持つ人間が社会に求められる人材像としています。

人によって特性はあるが、全ての年代で意識し、捉えなおす必要がある能力であるとしています。
人間の寿命が延び、生産人口が減っている現状にも拘わらず、求職者と企業間でスキル・ビジョンのミスマッチが発生しているケースが多いため、「個人・企業・社会・政府」全ての視点からマインドセットを変えていく必要があります。

様々な企業のモデルケースや、落合陽一さんなど研究者のコラムも載っているため、とても読み応えのある内容になっています。

社会人基礎力のポイント

  • 前に踏み出す力
  • 考え抜く力
  • チームで働く力

の3つを基礎としていますが、これ自体は2006年から提唱されているものです。
これ自体は学生から社会人に移行する際に、「この要素が必要なことを理解しておこうね」ぐらいのものでした。

そこに人生100年時代になり、今までよりも長く社会で活躍していくために、2018年の「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」ではこれに「3つの視点」を重ねました。

  • どう活躍するか
  • どのように学ぶか
  • 何を学ぶか

という3つの視点が重要としています。

そして、中核人材として3つの力と3つの視点を持ち活躍できる人材が不足しているのです。
言ってしまえば「マネジメント能力や管理力のある即戦力」が足りないわけです。


社会と個人の考え方のギャップ

社会は多様性を重視するようになり、その在り方を変えようとしています。
個人の考えや生活様式を大切にしようという流れが強くなりました。

特にある程度の経験を積み、転職しようとする人材の多くが「自らの人生」を強く意識し、よりよい形にしようという人が多いと考えています。
そういった人間は高い意識と、強い自己を持っている場合が多いですね。

ですが、企業が求める即戦力「自社の理念をいち早く理解し、それをこれまで培ってきたスキルを活かしながら体現できる人材」です。
言ってしまえば「個人の考えもあっていいが、愛社精神のある人を欲している」と変えてもいいかもしれません。

双方間のギャップがあることを理解してもらえるでしょうか。
「自分の人生に大切なことを常に考え、多様性を持って行動していこう」とする個人と、「起業としての理念に合わせ、持っている技術を活用してもらおう」とする企業のミスマッチが起きているわけです。

企業、個人、社会のこれからの課題

確かに、企業に属する以上その企業の理念に沿った行動は必要でしょう。
企業として目指すべき方向とまったく逆の方向に向かってしまったら、企業としての体裁を保つことができないでしょう。

では、個人が活躍するためにはどうすればいいのでしょうか一番は企業との対話をするでしょう。
自分の能力、キャリアをどのように作り上げていくのか、目標を明確にし、企業と理解し合うことが必要です。

逆に企業はそれを受け入れ、企業としてどのように成長してほしいのか、と方向性をすり合わせる必要があるでしょう。
また、「入ってみたら求人広告や面接で言っていたことと違う」などの、理想とされていることと現実のギャップに苦しんだ経験がある人も多いと思います。

そういったことを回避するためにも、企業は制度設備やトップダウンの経営だけではない在り方を模索する必要があります。
また、理想に向かうためにどのような活動をしているのか、個人の成長を叶えるためにどのようなことをしているのかなど行動の明確化をするべきでしょう。

自分のキャリアを形成していくことへの意識が強い人間は、「ここではこれ以上の成長が見えない」と思ったら、すぐにでも転職してしまうでしょう。
転職へのハードルが下がり、活躍の仕方が多様化した現代では、中核人材の確保は大変難しいことだと思います。

多様化した現代では、企業もその在り方を見直す段階であり、いままで定石とされたことが通じなくなってきているのです。
定石を理解することも大切ですが、企業、社会としても常に学び、多様化した考え方に対応できる柔軟性を持つことが絶対に必要なことでしょう。

なぜ個人と企業でミスマッチが起きているのに変われないのか

これまでお話ししたことの多くは「そんなことわかってるよ。何度も言われてる事じゃん」と思う人もいるでしょう。

では「なぜわかっているのにできない」のでしょうかそれは「よそはよそ、うちはうち」という精神が強く根付いているからではないでしょうか。

あまり言い方が良くないのかもしれませんが、
「企業との対話が大切で、自分のキャリア形成を望み通りにするためにも必要なのは理解している。
けど普段の業務をする上で、上司の言うことは絶対だし、現状を変えることなんて夢みたいなことだよ。
新しい体質に移行してる会社があることも知ってるけどうちは無理だな」
といった考えが「わかっているのにできない」原因なのではないかと思います。

そう思っているうちはまず変革は起きないでしょう。

しかし、正直無理もないことだなとも思います。
僕も飲食企業ではありますが、会社員として働くうちに「上司からの承認をもらう」のは避けては通れません。
そして、その承認がもらえない以上はなにかを変えることなど難しいでしょう。

ましてや、会社の体質を変えるような施策に関しては「会社を否定している」ともとられかねません。
自分が主体的に動くのは大企業になればなるほど難しいのではないかと思います。


悪習がはびこる日本社会

有名なものだと「ハンコ文化」がありますが、日本社会には昔からこの形式でやっているからというだけで、いまもなお残り続けている文化があります。
それは合理的なものや、認識されていないだけで実はとても効果の高いものもあったりしますが、時代が変わって技術の発展の中でいまでは非効率的だったり、生産性の低いものもいまだに残っています。

物だけの話ではなく、仕事の進め方においても同様のものがあります。
パワハラが最たるものだと思いますが、時代と共に変化するものに対応していくことは必要です。
例えハードが変わったとしても他の環境もアップデートすることができなくてはいけません。

特に経験が深い人間に割とありがちなのですが、「これまでこれでうまくいっていたから」と考えがちです。
確かに、過去の成功体験を参考にしていくことはとても重要なことです。

ですが、一度うまくいったからといって、今現在もそれが最善であるとは限りません。
常にいまよりクオリティの高いものを目指し続ける必要があるはずなのに、その体験に縋りつくことで、自らの成長、企業としての成長を阻害する可能性すらあるのです。

成功体験は時に足かせにもなり得る

成功体験は自信を持つためにも、とても重要な意味を持ちます。
自信があれば語調も変わりますし、自分の発言に自信があれば、相手を納得させやすくなるでしょう。
それは仕事を進める上でとても大きな意味を持ちます。

ですが、その成功体験を過信しすぎることは注意が必要です。
ひとつ大きな成功体験があると、人はそれに縋りやすい生き物だと考えています。

金額的に大きな成果を上げた、時間をかけて成果を上げた、たくさんの人とプロジェクトを遂行したなど、その成果の大きさやかけた時間によって成功体験の大きさは変わります。

人は大きな成功体験を得れば得るほど、それに縋り、失敗するリスクなどほかの要素を考慮することができなくなります。
反対に失敗体験が大きく、数が多ければ人は自信を失いますが、ほかの要素を考慮することができるようになるでしょう。

大切なのは、成功体験を積みながらも多くの要素を考慮できるように視野を広く持ち、選択肢を多く持てるように努力を続けていくことでしょう。

わかっていてもできないのは、大企業病が原因でもある

先ほどの社会人基礎力の際にも話したように、社会と個人の求めることのミスマッチの改善を「わかっていてもできない」理由のひとつとして、いわゆる大企業病があるのではないかと考えています。

大企業病とは、簡単に言うと

  • 社員が増えることで、責任の所在があいまいになる
  • 業務の目的があいまいになる
  • チャレンジせず、現状維持を優先する
  • 「これまでうまくいっているから」と視野が狭くなる

といった感じですね。
先ほどまで話していたこともほぼ入っているのではないのでしょうか。

大企業に限らずですが、一度安定を手に入れると、その安定を手放すことが怖くなり新しいことへの挑戦をなかなかしなくなってしまうんですね。
もしかしたらさらによい選択しがあるかもしれないのに、変化することを嫌い現状維持を選んでしまう。
「これまでうまくいっている」という成功体験が邪魔をし、さらに効率のよい方法を探すことすらしなくなるのです。


文化や慣習は時間をかければ必ず変えることができる

では、これからどうしていけばいいのでしょうかここまで、
「社会は多様性を必要としていて、個人にもそれが求められる」
「企業と個人の間でミスマッチが起きてしまっている」
「成功体験にとらわれると視野が狭くなりがち」
「わかっていてもできないのは、いわゆる大企業病のように、現状維持を選ぶようになっているから」
というようなことを話してきました。

では、いま根付いている悪習は断ち切ることはできないのでしょうか?
答えは「できます

なぜなら、人間はこれまで何度だって変化を起こしてきたと、歴史が証明しているからです。

狩猟文化から農耕文化へ
貴族文化から武家文化へ
政治の在り方も、人々の暮らしも、なにもかも時代と共に変化をしてきました。

何年たっても一見変わっていない問題もあります。
人権問題はその代表のようなものですね。
ですが、歴史の中で人間は時に百年単位で改善を行っていきました。

大切なのはいまうまくいっていることも、うまくいっていないことも、あくまでもさらに高いレベルへ向かうための発展途上であるということを意識することではないでしょうか。

これから求められるのは変化

これからと言いましたが、これはこれまでもこれからもずっとですね。
産業革命以降技術の発展スピードは飛躍的に上がりました。

その中で、淘汰されてきたものは常に変化に対応できなかったものでした。

先を見て行動するのももちろん結構なことです。
ですが、歴史から学ぶことはとても重要なことだと思います。

その観点で見ていくと

  • 変化に対応できるもの
  • 変化に対応できないもの
  • 変化を自ら起こすもの

多くの人は以上のように分類されると考えています。

これは意識や技術によって自分の立場を動かすことができます。
変化に対応できるようになるのも絶対に必要ですが、変化を自ら起こすことのできるようになることも必要です。

これは、例えばiPhoneのような革新的な発明をしろだとか、そういった話ではありません。
文化や慣習に変化に必要なのは、それに賛同し、応援する人です。

変化に対応できるものは、その波が起きた後にそれに対応できるものです。
ですが、変化を自ら起こすものは、いち早くその波を感じ取り乗れるもののことを言います。
時世を読み、何が次に波を起こすのかを感じ取り、その波に乗るように常にしていくだけで大きな変化を起こすのです。


まとめ

社会人として必要な能力としてこれまで書いてきましたが、どちらかというと「社会で生きていくうえで必要な能力」って感じですね。
社会で生きていく上で「なんでこんなことやってんだよ」って感じることはたくさんあると思います。
ですが、そういった悪習は必ず変えることができます。

それは、人類がいままで生きてきた歴史が証明しています。
しかし、それには変化を起こすために動くことが絶対に必要です。

  • 変化に対応できるもの
  • 変化に対応できないもの
  • 変化を自ら起こすもの

この3タイプに人間は分類され、悪習を断ち切り、成長することのできる人間は変化を自ら起こすものだと考えています。

時代の流れにいち早く乗ることで、自らの人生をより良いものに変えられるように動くのは、絶対に必要なことだと考えます。

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