コミュニケーションが苦手な人は無理して行う必要なんてない

考えたこと

こんにちは

「コミュニケーションを上げる」ということを書きました。コミュニケーションが苦手だった僕が「コミュ力」を上げるために考えてみた

ですが僕個人としては「苦手な人は無理する必要はない」と考えています。

そこで今回はその理由と「コミュニケーションをとりたくない人に伝えたい大切なこと」について考えてみました。

まず前提として「苦手な人は無理する必要はない」と思っていますが、「生きていく上でコミュニケーションを取る必要なんてない」ということではなく、「コミュニケーションがまったく取れないということは損する可能性があるので、改善したいと思うのなら絶対に改善すべき」と思っています。

その上で「苦手なコミュニケーションを無理に改善することにとらわれて視野が狭くなるくらいならば無理する必要はない」ということです。


正解はひとつじゃない

まず世間的に言われている「コミュニケーションが取れないことでうまれるデメリット」について確認してみましょう。

  • 年収が下がる→ビジネスでコミュニケーションというものは絶対必要なもの。上司にとうまくコミュニケーションが取れなければ出世もできない。
  • 仕事がうまくまわらない→チームで仕事をする以上チームの人間とのコミュニケーションをうまくとることができないと円滑に仕事を回すことができない。
  • 友達ができない→コミュニケーションが取れないと有効な関係が作れないために良好な交友関係を作ることができない

こんなところだと思います。

これって本当に正解なんでしょうか

ちょっと考えてみましょう

  • 年収が下がる→企業に属している以上はその通りだと思います。どんなに技術があっても管理職になるためにはコミュニケーションというものは、いまの日本社会において必要不可欠なものです。ですが、技術やアイデアがあり、その技術やアイデアを形にして広げる能力さえ持っていればその通りではありません。
  • 仕事がうまくまわらない→仕事はチームですることの方が多いでしょう。ですが最近はフリーランスだったり個人で事業をする形が一般化しつつあります。「ビジネス=チームで行う」ということが当たり前でなくなっています。
  • 友達ができない→これが一番よくわからないのですが、友達というのはそんなに無理して作るものなのでしょうか。もちろん友達がいればひとりではできないことや、違った楽しみもあるでしょう。ですが、無理に作った友達なんて本当にみんなほしいのでしょうか?

世間で言うデメリットというものは正直僕は納得できません。

コミュニケーションの形というものはここ10年ぐらいでどんどん多様化し、変化しています。
SNSの隆盛、LINEなどのツールの進化、テレビなどの動画媒体の変化
そんな中でそれらのツールが出てくる20年、30年も前に言われたコミュニケーションの形は果たしていまフィットしているのでしょうか

いまでは生活に欠かせないものとなったスマートフォン
その最たるものであるApple社が2007年に発表したiPhone
日本では2008年11月のことでした。
iPhoneは全世界に普及し、ITや電子機器産業において改革を果たしました。そしてコミュニケーションの取り方をまったく新しい姿へと変えて行きました。

そんなApple社の創業者であるスティーブ・ジョブズは、いまでは神格化されていると言っても過言ではないほどの評価を受けています。
ではそのスティーブ・ジョブズは一体コミュニケーションがとてもうまい人だったのでしょうか

ちょっと検索すればわかるのですが、とてもそうとは思えません。
ではイーロン・マスクは?ジェフ・ベソスは?
「成功」という定義は人によっても違うのですが、一般的に見て成功者と言われる人の全員がコミュニケーションがうまかったわけではありません。

  • 革新的なアイデアや技術を発揮する
  • 自分が行うビジネスにおいて妥協せずに取り組む

このふたつを行った結果、例えコミュニケーションが下手で「人格破綻者」とまで言われるような人でも成功を勝ち取ることができたのです。
もちろんコミュニケーションが得意で、優秀な人間を多数仲間にすることができて成功する人もいます。

ちょっと調べたのですが、楽天の三木谷社長はコミュニケーション能力が高いと評判なようです。
つまり、一般的な「成功」というものの形はひとつではないのです。

その中でたったひとつの正解を求めることはいったい正しいのでしょうか
ましてや、コミュニケーションツールが発達したいまは直接顔を向き合わせるコミュニケーション意外にも様々な形があります。
コミュニケーションにだけとらわれる必要はありません。

もしかしたら中途半端なコミュニケーション能力の改善を行うことで不必要な問題を作り出してしまう危険性があるのです。


コミュニケーションをとりたくなければ無理しなくていい

「コミュニケーションがまったく取れないということは損する可能性があるので、改善したいと思うのなら絶対に改善すべき」
冒頭でこう言いました。

損する可能性とはなんなんでしょうか?
それは

  • 人を理解する能力が低下する
  • 対人能力の低下

ということです。

これは「ビジネスの種類によってはコミュニケーション能力の低さは障害となりうる」ということです。

人を理解する能力が低下する

最も致命的です。
ビジネスにおいて人の考えや行動を理解することができないということは最大の弱点になります。

自分が売る商材のマーケティングすらできません。
「なにかを売る」には、「相手がなにを欲しいと感じているのか」というニーズを読み取る必要があります。

そのためには、「相手を理解する」ことが重要になります。

さらに時代の中での流行など、時世を読む力が必要になります。

相手のことを理解できないのは、業種によっても差異はありますがビジネスにおいて大きな弱点となり得る要素でしょう。

対人能力の低下

営業など自分を売り込まなければならない職種の人には致命的です。

人を理解してマーケティングだったり、自分のビジネスをうまく設定できたとしても売り込むことができなければ商売にならないでしょう。

ではどうしてもコミュニケーションが取れない人はどうすればよいのでしょうか

簡単です「コミュニケーションがうまい自分の理解者を作る」ことに努力すればいいのです。
簡単に役割分担をできる状態にすればいいのです。

できないコミュニケーションに時間を割くよりも自分の持っている特性を理解し、それを伸ばす方がよっぽど建設的です。
苦手なコミュニケーションを無理に改善することにとらわれて視野が狭くなるくらいならば無理する必要はありません。


大切なことはなんなのか

コミュニケーションはたくさんある技術の中にあるひとつのスキルでしかありません。
ましてや成功の方程式のようなものではないと思います。

あくまでも僕が思うのは「人生においての主役は自分であり、使い方も自分のために自分が必要だと思う形にするべき」ということです。

苦手なことを無理に改善して中途半端な技術を取り入れて失敗するくらいなら、自分の特性を活かした技術を活かし改善をしていくことで発展へとつなげるほうが有益だと思います。

ですが、コミュニケーション能力が低いということにデメリットがあることは確かです。
自分の人生においてコミュニケーション能力が低いということがあまりにもデメリットが大きいならば、全力で改善を行うべきです

では大切なことはなんなのでしょうか

それは

  • 自分が置かれた現状をしっかりと把握する能力
  • 自分が信じた道を突き進むために決断し行動する力
  • 自分が行うことに妥協をしない精神力

この3つだと思います。

自分が苦手なこと、得意なこと、やりたいこと、そのために必要な能力など、自分が置かれた「社会」に対しの自分の位置や自分が進む道になにが必要なのかを把握する「現状把握能力」

自分が信じた道を進むために必要なものを見定め、不必要なものを捨てる決断をし、一進に行動できる「決断・行動力」

自分が行うことに対して一切の妥協をせずに、何回失敗しても何度も改善してより良いものを生み出そうという「精神力」

この3つが必要なもので、一番努力すべきことです。

そしてコミュニケーション能力は自分がやりたいことを円滑に行うための潤滑油のような存在だと僕は思っています。


まとめ

いかがでしょうか

「コミュニケーション」ということを掘り下げて考えています。

  1. 正解はひとつじゃない
  2. コミュニケーションをとりたくなければ無理しなくていい
  3. 大切なことはなんなのか

今回はこれについて話してみました。

コミュニケーションが苦手で、会社にいても浮いてる気がして楽しくない、俺はダメなやつだ。

そう思っている人は「人生においての主役は自分であり、使い方も自分のために自分が必要だと思う形にするべき」なのだと思います。

無理はしなくていいのです。

自分の人生がより良い形になるためにはあなたが主役になる努力をするべきなんです。

コミュニケーションというのはそれのひとつの手段でしかありません。

  • 自分が置かれた現状をしっかりと把握する能力
  • 自分が信じた道を突き進むために決断し行動する力
  • 自分が行うことに妥協をしない精神力

他の道もあるとわかってもらえたでしょうか?

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