【趣味】選ぶものは「生産・発信・受信」、「生産性があるかないか」ではない

健康

こんにちは

今日は「こんな趣味を持った方がいい」ということを、具体例を上げて話したいと思います。

趣味は人生を豊かにする手段のひとつです。
そして「生産・発信・受信」の要素を持つものが効率よく人生を豊かに、充実させるもので、独立しているわけではなくそれぞれ重なり合うものもある。
ということですね

よく言われているのは「消費する趣味を生産性のあるものにするのが重要」とかだと思います。
ですが、せっかく楽しんでいるのに「さらに良くしようとしろよ!!」みたいなのはちょっと息が詰まりますよね。

確かに「趣味がいっぱいあって、全部消費するだけの趣味だとお金がなくなっちゃって大変だよ」ってなりそうなのでそれはそうなんですが…

僕は趣味は「実益を求めるものではなく、楽しむためのもの」でいいと思っています。
そこで「入り口だけ気にしてあとは好きにしたらいいじゃん」って気持ちでいろいろ書いてます。

お付き合いください。


趣味に「生産・発信・受信」の要素があると人生は豊かになる

冒頭でも話したように、僕は趣味は人生を豊かにするための手段のひとつでしかないと思っています。
”なんか好き”というぐらいの理由でいいと思います。

確かに好きでやっていることでお金を稼ぐことができたりとか、仕事につながったらそれは最高ですよね。
「好きでやってただけなのにお金までもらえた!!」ってすごい嬉しいことだと思います。

ですが、それはもう”趣味”の範囲から逸脱していると思っています。
「なんか好き」から「お金を稼ぐ手段」に変わっているってことですね。

例えばそれは、「料理人が料理の腕を磨くために料理を作る」とか「アパレルショップの店員が季節ごとに服を買う」のと同じなんじゃないかと思います。
最初は”好き”から始まったものが、仕事の一部になっていく。
そしてそれは「趣味から仕事の一部に変わっていく」ことになってしまっていると思います。


誰かに言われたから、とか、それが役割だから、とかで趣味をしなければならないって僕は違和感があると思っています。
それができることは素晴らしいことなんですが、「趣味とは言えない」ってことですね

趣味は人生を豊かにするための手段のひとつであって仕事とはイコールにはならないと考えます。関連はしてていいんですが

「生産・発信・受信」ってどういうこと?

簡単に説明すると

  • 生産→なにかを作る、生み出す、育てること
  • 発信→誰かに対して自分の成果を体験させること、もしくは積み重ねたものを表現すること
  • 受信→誰かが生産したものを体験し、自分のものにすること

って感じですね。
それぞれが関連しているもので、ひとつの趣味でふたつ以上の要素を持っているものもあります。
そしてその3要素を持っていると人生は豊かになります。

なぜ3要素を持っている趣味があると人生は豊かになるの?

人間には”欲”というものがあります。

言っておきますが「マズローの欲求5段階」の話はしません。
というかあれは信じる必要はないと思っています。
正直行ってしまうと「こじつけ」に近いものだとしか思っていません。
あれをいまさら何かしらのセミナーで話す人は、勉強してないもしくはもっともらしいことを言っているだけかどちらかだとも思っています。

全く間違いとは思っていないのですが、欲求に段階などありません
欲求について勉強したいという方は、「ケンリックの欲求ピラミッド」と「マレーの欲求理論」を一緒に勉強することを進めます。
3つを合わせて勉強する方がいいんじゃないかと思います。

話を戻します。
先ほどの3要素は人間の欲求の多くを解消してくれると考えています。
例えば「発信」はマレーの欲求理論で言うところの達成、獲得、親和、防衛、顕示、説明、劣等回避、養護、遊戯、承認、模倣、という様々な欲求を一度に叶えてくれる可能性があります。

それと同じように「生産」「受信」もそれぞれ多くの欲求を叶えてくれるのです。

その要素がない趣味はあるの?どうやって見つければいいの?

趣味は自分の志向に沿うものであることが望ましいです。
そのため、「これ楽しそうだな」と少しでも思うものは何らかの要素を含んでいる可能性があります。
そこに「消費する趣味か」「生産性のある趣味か」はあまり関係ないと思っています。

ではどのようにして自分の志向に沿う趣味を見つければいいのでしょうか

それは「いろいろな経験して、知見を深めていくこと」につきると考えています。
見たことも聞いたこともないものだったら好きにもなれませんよね?
なので、いろいろな趣味を持っている人に話を聞き、いろいろな体験をすることは重要だと思います。


3要素を踏まえた趣味の実例

ここからは実際にどんな趣味があるのかを見ていってみましょう

生産

DIY

いわゆる日曜大工のようなものとか、アクセサリー作成、洋服などの作成なども含んでいいと思います。
THE☆生産って趣味ですね。これをすると「こんなの作れた!!」って達成感がすごいと思います。

初めは簡単なものしか作れないと思いますし、満足いかないことも多いと思います。
ですが、それは回数を重ねるごとに改善されていくでしょう

陶芸

土の練り方から種類、道具をそろえる、場所何かとハードルは高いと思いますが、その独自性は群を抜いていると言ってもいいでしょう。
ハードルが高い分趣味にしている人も少ないですし、物珍しさからの楽しさも味わえるのではないでしょうか?

作曲

これもとてもハードルが高い趣味ですが、最近はツールの発達から誰でもできるようなものになりました。
楽器が弾ければそれを使ってもいいですし、パソコンのソフトを買ってもいいと思います。
自分で作曲したものを自分で演奏するそれができたらとても気持ちいいと思いませんか?

植物栽培

上のものとは少し毛色が違いますが、立派な生産です。
僕は「100円ショップで元気がなさそうな植物を買ってきて元気にする」ということを最近やっています。

やってみればわかるのですが、ただ水をあげればいいというわけじゃありません。とても奥が深く、ちゃんとやれば植物からの反応が返ってくる。
それはとても嬉しいことですよ。

料理

これは僕は仕事としてやっていましたが、やっぱり趣味でやるものと、仕事でやるものは違います。
「自分が好きな食材を自分の好きな味付けで作って食べる」

お酒が好きな人はお酒に合わせておつまみを作る。
コーヒーや紅茶が好きな人はそれに合わせてお菓子を作ったりする。

考えてみてください。
とても楽しそうじゃないですか?

受信

映画鑑賞

文化的なものからコメディ、ミュージカルから無声のもの、どこまでもリアルなヒューマンドラマから夢のあるアニメーションまでありとあらゆる文化を組み込み、いろいろなことを教えてくれる映画鑑賞は飽きることのない趣味でしょう。

実際は見ることのできない過去の風情から景色将来はこんな街並みになるのかなというワクワクまでくれる。
最近ではインターネットで毎月定額払うだけで何本も映画が見れる。こんな時代になったからにはやるしかないと思います。

読書

映画やアニメとは対照的な文章だけでどこまでも表現されたもの
それを読むだけで、まるで目の前に文章に書かれた光景が広がるような感覚時には心を揺さぶられて笑ってしまったり、涙を流すこともあるでしょう。

読む年代によって同じ文章でも感じ方が変わる。
いつまでも色あせることのない風景を読書は見せてくれるでしょう。

勉強

なにかを見たとき、何かを知ったとき人には「新しいことを知れたという喜び」を感じることができます。

自分の持っていた知識を勉強することで裏付けることができる。
それはまるで世界が広がるような感覚だと思います。

また、「年を取るごとに勉強したくなる」とよく言われるように、知的好奇心というものは年々高まるものだと思います。
それを満たしてくれるのは勉強を置いて他にはないでしょう。

旅行

人が住んでいる場所にはそれだけの歴史があります。
また、毎日、毎月、人は新しいものを生み出していきます。

人が作ることのできない自然が作り上げてきた壮大な景色人が積み重ねて作り上げてきた歴史
それを体験できる旅行は、かけがえのないものをプレゼントしてくれるでしょう。

散歩

時間がなくてもできて、健康にも良い
ちょっと目を向ければ、なんでもない景色が切り取った絵のように輝く瞬間に出会えるかもしれません。

ちょっとカメラを持ってその瞬間を切り取るちょっとお腹を減らせて食べ歩く
様々な楽しみ方をできる散歩は飽きることはないかもしれません。

発信

SNS発信

「自分を他の人に知ってもらう」
「自分の好きなものを他の人にも知ってもらう」
それはとても快感でしょう

また海を越えてあらゆる場所にいる人とつながれるのも特徴ですね。
有意義に使って、情報発信をするということは実はとても奥の深いものなのです。

ブログ

自分の考えを知ってもらう時には何千文字もの文章を書くことなどあまりないと思います。
自分の意見をつらつらと述べることを避けることの多い世の中、そんな中で自分の意見を発信するそれを継続していく

とても難しいことですが、なんらかのリアクションが来たときの喜びに勝るものはありません。

絵を描く

自分の中で完結するのではなく、発信するのもよいかもしれません。
時にそれをアクセサリーにしたり、衣装にして着てもいいかもしれません。

この世にない風景を描いてもいいかもしれません。
見てきた光景を自分の中で再現してもいいかもしれません。
絵の持つ可能性は無限大です。

スポーツ

体を動かすということはとても有意義なことです。
テレビで見たスポーツマンのようにアニメで見たヒーローのように
そんな感じで動けたら楽しいですよね
時に新たな出会いをくれるのがスポーツです。

演劇

自分ではない誰かになって演じる
それはまた違った世界を見る経験になるのかもしれません。

体の使い方を観察し、寸分たがわずに再現する
それは普段とは全く違う楽しみをもたらす体験になるでしょう


まとめ

いかがでしょうか
趣味は人生を豊かにする手段のひとつです。
そして「生産・発信・受信」の要素を持つものが効率よく人生を豊かに、充実させるもので、独立しているわけではなくそれぞれ重なり合うものもある。」
ということは理解していただけたでしょうか。

なにも無理にする必要はありません。
ですが、これらの趣味は確実に人生を豊かにしてくれるでしょう

「実益を求めるものではなく、楽しむためのもの」というものでいいのです。
趣味のない人は、入り口だけ気にして、あとは楽しんでみてください。

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