【糖質】過剰な糖質制限、過剰な糖質摂取は身を亡ぼす

健康

こんにちは
何回かにわけて栄養についてお話ししました。
【個人的】味覚障害は亜鉛が必要?それだけではないと思う【体験談】
【栄養バランスの偏り】バランスの取れた食事を考える その1
【栄養素を学ぶ】バランスの取れた食事を考える その2
【おすすめ食材編】バランスの取れた食事を考える その3

その中で「栄養は取りすぎも取らなさすぎもいけない」と言いましたが、具体的にどのような弊害があるのかを今回はお話ししたいと思います。

僕がなった味覚障害は、主な原因が亜鉛の摂取不足です。
他に有名なものだと、鉄分の不足で貧血、カルシウムの不足で骨粗鬆症とかがありますね。
こんな感じで、日常生活で栄養素の不足、もしくは過剰摂取から発症してしまう可能性のある病気についてお話ししていきます。


三大栄養素の過剰摂取、もしくは不足したことへの影響

タンパク質、脂質、糖質は三大栄養素と呼ばれる栄養素ですね。

糖質は主に体を動かすためのエネルギーに
脂質はエネルギーと体を作るための材料に
タンパク質はそのふたつの特性を持ち、さらに体の機能を調整する役割を持ちます。

では、その栄養素が不足した場合はどのようなことになるのでしょうか

糖質が不足すると体を動かす力がなくなる

これは「元気がなくなる」という単純な話ではありません。

人間の体は基本的に、糖質を使って動くのを忘れないでください。

糖質は主に炭水化物から摂取することができます。
ごはんとかパンとか麺ですね。

最近は糖質制限ダイエットと呼ばれ、極端な糖質制限を行うダイエットが主流です。
日常の食事から炭水化物の摂取を制限する、極端な人はまるっきり炭水化物を食べない人もいますね。
つまり糖質の摂取を0にするということですね。

ここで思い出してください。
人間の体はどうやって動くのでしょうか。
そうです。糖質を使って動くのです。

糖質の摂取量の乱れは低血糖症を引き起こす

糖質が不足すると低血糖症になってしまいます。
低血糖症とは、頭痛、動悸、手足の震え、異常発汗、疲労感、思考力の低下、関節炎、筋肉痛などの症状を引き起こします。

さらに身体を動かせなくなる、ということはどのようなことでしょうか。
人間が身体を動かすには筋肉を使います。
そして、その筋肉に「動く」という指令を与えるのはです。

糖質が不足すると、脳が正常に動くことができなくなる。
という危険性すらあるのです。

低血糖状態になった脳は抑制力や判断力が鈍くなります。
その状態になった脳は、「なんとかしよう!!」と頑張ってしまうのです。

頑張らなければいけないと奮起してしまうのです。
そうなると、先に書いた症状のほかに精神が不安定になってきます。
怒りっぽくなってしまったり、変に焦ってしまったり、気分が落ち込みやすくなったりします。

低血糖状態は糖質が不足したときにだけ起こるものではない

ここまで「低血糖状態は極端な糖質制限をしたときに起きる」とお話ししました。

ですが、低血糖状態は、糖質の過剰摂取をした場合にも発症します。

例えば、ケーキなどの炭水化物+甘いものを日常的に食べている場合は要注意です。
炭水化物は分解されてブドウ糖に変化します。
ブドウ糖は普段は血液中にあるのですが、濃度は膵臓で作られたインスリンによって制御されます。

日常的に糖質を過剰に摂取していると、膵臓がインスリンを大量に分泌してしまいます。
そうすると、血糖値が異常に低下します。

「血糖値が異常に低下する=低血糖状態になる」
つまり、糖質を極端に制限もしくは摂取すると、体になんらかの不調をきたす可能性があるのです。


続き→【タンパク質】過剰摂取と栄養不足は紙一重

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