こんにちは
今日は「行動できない人に共通するポイント3つ」をお話しします。
僕は学生時代は「自分から動き出すことができない、人前でなかなか意見の言えない」という人でした。
人に合わせたり、自分からなにか考えて行動することが苦手で、人から「こうしろよ」と言われるまで待つような人間でした。
あるとき半ば強制的に自分で行動しなくてはいけない状況に陥り、「行動力」というものの大切さを知りました。
そこでいろいろと学んだのですが、そのときに思ったのが「行動力を高める本を読んでもあまり参考にならない」ということです。
いまも僕は「行動力がある人」になれたとはあまり思っていません。
「人と横一列に並んで同じすることが苦手」なところがあり、自分がいまやりたいことをやろうとしているので周りからは「行動力あるよね~」とは言われていますが。
「行動力を高める本」を書いている人はもともと行動力がある人や、すでに改善し終わっている人が多いのです。
それはそうだろって思うことですがそんな本を読むと「この人たちだからできるんだろうな」と思ってしまうのです。
「この人たちはもう”できる人”だから自分のような”できない人”の気持ちを理解していないんだ」って感じですね。
なので、「行動力がないと思っている人間が考えた行動力のない人の特徴」をまとめてみました。
反対に言ってしまえば、「行動力がある人はこれができている」ということです。
参考にすることでなにかしら改善できることがあると思うので、お付き合いください。
行動しない人は「自己肯定感」が低い
これは言わずもがなって感じですね。
「自己肯定感」がないとどうなるのでしょう
だいたいは「俺がこれやってもどうせ無駄だろ」とか「できる人はこっちの気持ちをわかってくれない」とかですね。
まさに先ほど言った僕と同じですね。
自己肯定感というのは「自分を認めることができ、信じることのできる感覚」のだと考えています。
それがない人はどのような人がいるのでしょうか
- 行動力がない
- リスクを考えすぎる傾向がある
- 「なんだか生きづらい」と感じる
- 趣味や特技はない、と話している場合が多い
- 決まり事などルールに厳しい
- 不平不満が多い
- ある程度そつなくこなすことができるように見える
といったところでしょうか
読んでいる人に「あぁ、当てはまるかも」と思った人はいるでしょうか
意外といるんじゃないかと思っています。
なぜこうなってしまうのでしょうか
自己肯定感が低い人は、目標が高すぎる
実は自己肯定感が低い人は目標が高すぎる傾向にあると考えます。
その高すぎる目標に比べて、自分の位置が低すぎるという乖離があるから自分を認めることができないのです。
「あんな人になりたい」とか、そういった憧れを持つことは大変良いことです。
なにかを始める動機になりますし、目標に近づこうという努力を重ねることができます。
ですが、いきなりその目標に向かうことを考えてしまうから乖離が生まれてしまうのです。
新卒で働く中で目標を考えてみるでも書きましたが、目標をたててそれを達成するには「大中小の3段階で考える」必要があるのです。
登山をしたいと思っていきなりキリマンジャロのような最高峰の山に臨むようなものです。
自分にあった靴や、リュック、高い山に登るための装備をしっかりそろえてもいないのに、いきなりそんな山に登ろうとするなんて自殺行為でしょう。
目標が高すぎて、自己評価が低い人は「俺にはあんな山登れない」、となんの経験も装備もないのに言っているのと同じなのです。
それはそうですよね
現状を知る
いまあるものをもう一度しっかりと見るべきです。
自分はそんな低くない、もしくはそれが当たり前だと感じることができるようにするってことですね。
自己肯定を無理にする必要はありません。
無理に行うと、実際自分が思っていることと行動のギャップが生じてしまい、無駄に疲れてしまうでしょう。
あなたはまず最高峰の山ではなく、近場のちょっとした山を登ることから始めるべきです。
自己肯定感の低い人は、「最悪のパターン」を考えることができるでしょう。
その「最悪のパターン」にいまあなたはいるのでしょうか?多くの場合はいないはずです。
【暗いことに向き合った】いまの仕事を失ったぐらいじゃ人間は死なないで話したように、死にさえしなければ大抵のことはなんとかなるのですから。
いまあなたが立っている場所は、いままでのあなたが確かに努力をしてきたという証拠です。
あなたは目指す場所が高いだけで、そこまで低い「最悪のパターン」にいるわけではないのです。
身近なところから、まずは着実に積み重ねればいいただそれだけなのです。
行動しない人はリサーチ力が低い

リサーチ力が低い=想像力がない、と言い換えてもいいかもしれません。
行動力がない人は「いまこのままの状態を続けていけばどうなるのか」ということを考える力が低いのです。
そして、それを調べて改善することができない場合が多いと考えています。
「どうせ自分には大きなことができないから、このまま生きていければいい」と言ってなにかを考えて新しく始めることができないということです。
これまでうまくいっているからそう考えているのだと思います。
うまくいっていることをわざわざ変える必要なんてないでしょう。
ですが「行動力がない人」というのは、多くの場合は「考えることを放棄している」人が多いのです。
どこかで「現状に満足している」
「現状に満足している」という場合は当然「現状を変化させる行動」には結び付きません。
もし「現状に満足していなくて行動することができない」、という人は「どこかで満足している自分」がいるのではないかと考えた方がいいでしょう
挑戦する、何かを変えるというリスクを考えるあまりに、「現状を変えること自体がリスク」と考えるようになってしまうのです。
そのため、もっと良い形にできるはずのことをリサーチすることをせずに、現状で留まってしまう、結果として行動することをしなくなってしまうのです。
僕は「停滞は衰退と同義だ」と考えるようにしています。
自分ではポジションを保っているつもりでも、時代の流れや必要とされているものについていくことができず取り残されてしまう。
結果として停滞していたはずなのに、ポジションはどんどん下がっていく、という意味です。
「現状に満足する」ということは「停滞している」ということです。
現状から変わる、ということがどんなものであれ、変化することは必要でしょう。
危機感がないと行動しない

厳しい言い方になりますが、「借金を背負った」「自分がいきなりリーダーに任命された」「病気でいままでできていたことができなくなった」行動力がない人はそういったときにようやく重い腰をあげるでしょう。
そのときに初めて思うのです。「あぁ、もっと早く動いていればよかった」と
「やらなければならない」という強制力の下にきて、初めて行動するようになるということですね。
その状態になったときに初めて、「行動しなければ」と思うのです。そしてたいていの場合はそのタイミングに後悔することになるでしょう。
「自分は大丈夫」という考えを捨てる
例えば病気や交通事故、会社の倒産などいろいろな状況で「現状が変わってしまう」ということに対して「自分は大丈夫」と、どこか楽観視していないでしょうか
正直言ってしまうと、「そんな保証はどこにもない」のです。
おそらく病気になってしまったり、事故にあった人たちも、会社を興した人たちも「リスクはある」とは思っていても、どこかで「自分は大丈夫」だと考えていたでしょう。
おそらくほとんどの人が「どこかの人はそうなっただろうけど、まさか自分には起こらないだろう」と考えていると思います。
まずその考えを捨てるべきです。
そして「危機的な状況は誰にでも訪れるもので、それを回避するための努力をしなければいけない」と思うべきでしょう。
そうすることで、自分に対して危機感を持たせることで行動することへとつながるでしょう。
まとめ
いかがでしょうか
行動力のない人の特徴は
- 自己肯定感が低い
→高すぎる目標と比べている - リサーチ力(想像力)が低い
→どこかで現状に満足していて、改善方法を調べない - 危機感がない
→「自分は大丈夫」と安心している
ということです。反対に言うと行動力がある人は、これらを持っているということです。
ここまでいろいろと書いてきましたが、正直「無理になにかを変えるような行動をする必要なんてない」と思っています。
上にも書いたように「うまくいっていることをわざわざ変える必要なんてないでしょう。」ということです。
ですが、現状になんらかの不満を持っているときは自分の行動指針をしっかりと持ち、行動していくことはとても重要です。