こんにちは
今日は「マインドセットは変えられる」という話をしたいと思います。
以前も 人の話の9割は聞く必要ない、何かを始めるならまず”自分をだます”必要があるでお話ししたように、人の意見というのを鵜呑みにする必要はないと思いますし、モチベーションっていうものも、自分で作り上げていくものです。
世の中には「ネガティブはいらない!!ポジティブを続けることが重要だ!!」という意見もあります。
それも一種のマインドセットですよね。
もちろんすべてが間違いだとは思いません。
ですが、僕個人としては「ポジティブは全てを前向きにとらえることのはずなのに、ネガティブ思考だけを排除して考えるのはおかしい」と思います。
そんなことも話していますので、お付き合いください。
マインドセットは周囲の環境によって大きく変わる

いきなり今日の本題ですが、「マインドセットを変えるには、自分が置かれている環境を変えるのが早い」です。
そもそもマインドセットとはなんでしょうか?
マインドセットという言い方は、人の意識や心理状態は一面的なとらえ方はできず、多面的に見てセットしたものがマインドの全体像を表しているということから来ている。
出典:グロービズ経営学院
ということですね。
企業と個人においての考え方や価値観です。
例えば個人の場合だと、親や教師の教育、会社や部活などの団体のルールによって考え方が形成されていきます。
育ってきた環境で人格形成がされる、その中で育まれた経験でマインドセットされるということですね。
企業だと、上司やチームの戦略の立て方や歴史の中で作られた経験や理念などからマインドセットが形成されるということです。
成功者のマインドセットを身に着けるには?
教育や経験などからマインドセットは形成されていきます。
であるならば、成功者のマインドセットを身に着けるには「自分がたどり着きたい場所で、すでに成功している人の近くにいることや、考え方を何回も復習していくこと」で形成することができるということです。
このとき、できれば複数の人を「マインドセットの対象」として設定してください。
なぜマインドセットの対象が複数の方がいいのか
それは「偏りをなくし、自分の環境に適応された考え方を身に着けるため」です。
僕は「失敗の再現性は高く、成功の再現性は低い」と考えています。
何かの技術的な方法だったり、スキル面の成功でしたらその限りではありません。
ですがマインドセットは「思考、考え方」です。
例えば「宝くじを買うことで3億円が当たる」という成功体験にはスキルは関係ありません。
いくら「宝くじは買わなきゃ当たらない」としても、買ったとして成功する可能性はとても低いでしょう。
「私はこうして成功した」というマインドを本で読んで勉強するのもよいことです。
ですが、それが書かれているのが自分とはまったく違う業種での話だったり、何年も前に書かれたものだったらどうでしょうか?
時代が違えば環境は大きく変わります。
自分の置かれた環境と遠すぎるものを吸収しても、その通りに行くという再現性はとても低いのです。
対象を複数、しかもリアルタイムで自分と同じ、たどり着きたい業種で活動されている方の話を常に聞ける状態にすることで、”いま”自分にとって本当に必要なマインドセットを形成することができるでしょう。
現状を正しく知ることでマインドセットを整える

自分にとって必要なマインドセットを知るためには、まず現状を正しく知ることです。
現状を正しく知ることで自分に何が足りないのか、何を持っているのかを知ることができます。
ポイントは”正しく”ということです。
マインドセットをする上で対象を複数にするということは、自分の状況を正しく知るために必要なことだと考えています。
というのも、参考にする人が一人だけだとその人に妄信してしまったり、一方面からしかも物事を見ることができなくなってしまう危険性があるからです。
必要のない常識もある
マインドセットを形成する上で、自分の中にある常識というものはとても重要な要素になります。
常識とは「経験や教育の中で積み重ねられた偏見」です。
一般的に常識とされていることでも、根拠のないものだったり、すでに否定されているものなのに噂だけが残ってしまって、事実かのように広まっているものすらあります。
例えば僕が疑問に思っているものなんですが、「原付は危険、中型以上の方が安全」という考え方です。
この理屈を出してくる人は「30㎞/hまでしか出せないから、巻き込みだったり事故に巻き込まれやすい」ということをよく言います。
そもそも「30㎞/hまでしか出せない=事故に巻き込まれやすい」というのも謎です。
「原付は危険、中型以上の方が安全」というのを調べてみる
実際に調べてみるとすぐに結果は出ます。チューリッヒ保険会社さんがまとめた情報によると(詳しくは出典を確認してください。)
- 原付、125㏄以下
→死者数184名、重傷者4,689名、軽症者25,361名、計30,234名 - 自動二輪、126㏄以上
→死者数448名、重傷者5,004名、軽症者25,478名、計30,930名
死者、重軽症者数だけ見ても原付は126㏄以上の二輪車よりも少ない数値です。
保有台数との割合を見ると
- 原付7,353,271台
→死者数0.0025%、重傷者数0.064%、軽症者数0.34%、計0.41% - 自動二輪3,602,689台
→死者数0.012%、重傷者数0.14%、軽症者数0.71%、計0.86%
となります。
単純に数字だけ見ても「原付よりも、中型以上の方が危険」と言える気がします。
さらに、事故の際の衝撃というのはスピードの二乗に比例するものです。つまり、スピードが出る車体の方が事故の際に重傷化するリスクが高いのです。
「原付は危険、中型以上の方が安全」というまるで常識のように言われていることは、こういった視点から見ると間違いなのではないかと僕は考えています。
一見「正しい、常識」とされているものでも、視点を変えてみるだけで違った答えが見えてくるものなのです。
つまり、「マインドセットをする上で、一方向からではなく多方面から物事を見るということが大切になる」と言えるでしょう。
ネガティブは悪いことではない

冒頭で「ポジティブは全てを前向きにとらえることのはずなのに、ネガティブ思考だけを排除して考えるのはおかしい」という話をしました。
悪いのは「ネガティブになって”行動しない”」ことです。
もちろんネガティブ思考は行動に移りにくい精神状態でしょう。
ですが、「ネガティブ思考=悪」ではなく、「行動しないこと=悪」と考えるならわかるのです。
しかし「ネガティブ=悪」としてしまうと、「どうせ俺の考えてることなんてわかってもらえないんだ」と、どこか諦めたようになり、余計に行動しない人間が出来上がるだけでしょう。
そこに対する常識も捨てるべきです。
企業であるならば「行動しない→成果を出さない=悪」とするならばわかります。
ネガティブ思考の人間はどうマインドセットを行うのか
これはなにもネガティブ思考の人間だけの話ではありません。
必要なのは「行動し、成長すること」をマインドセットするということです。
ネガティブ思考を言い換えるならば「危機管理能力、リスクマネジメントに長けている」ということです。
そこを自分の長所として使うことでスキルを伸ばすようにすればいいのです。
そこで自分を批判する人の言うことをすべて聞く必要はありません。
自分の環境をしっかりと把握し、マインドセットを「行動し、成長する」ということを基準として形成していくことをしていけばいいのです。
まとめ
いかがでしょうか
マインドセットは変えられる
それは「行動し、成長する」ということを基準にし、いらない常識を捨てていくことです。
不要な”常識”を捨てることで、余計なストレスを排除していくことで快適な生活を送りましょう。